【コラム】
こんにちは、バッカスです。 このブログでは、カフェインや昼寝、ポモドーロ・テクニックなど、よく聞く勉強法・習慣を一つずつ取り上げて、実際の研究データではどう評価されているのかを検証する記事を書いてきました。気づけばその数は22本になっていたの…
こんにちは、バッカスです。 今回はいつもと少し違う内容で、田舎出身の僕が1浪して早稲田大学に合格し、実際に同級生と接する中で感じたことを書いてみます。テーマは「大学受験は本当に平等なのか」ということです。よく「大学受験は生まれや環境に関係な…
クラスの学級委員、部活動のキャプテン、生徒会長——こうした「リーダー役」に選ばれる子には、実は生まれ月による偏りがあることをご存知でしょうか。以前の記事では「相対年齢効果」と自己肯定感の関係を取り上げましたが、今回はその応用編として、「主体…
同じ学年でも、4月生まれと3月生まれでは、生まれた日にちに最大で364日もの差があります。この「学年内での年齢差」は「相対年齢効果」と呼ばれ、スポーツや学業の成績に影響することが知られています。では、この差は子どもの「自己肯定感」にまで影響する…
自殺率は国によって驚くほど差があります。年齢調整済みで見ると、人口10万人あたり20人を超える国がある一方で、1人を下回る国もあります。この差はしばしば「国民性」や「文化」と結びつけて語られますが、その関係は多くの人が思うよりずっと複雑です。こ…
「努力すれば報われる」「がんばれば誰でも上に行ける」——そう信じたい気持ちは、誰にでもあると思います。しかし、社会階層と社会移動(親の社会的・経済的地位が、子の将来にどれだけ影響するか)を扱った近年の研究データを見ていくと、正直なところ、あ…
「うちは代々続く家系だから優秀な血筋だ」「先祖の数が多いほど、優れた遺伝子が集まっているはずだ」——家系や血統にまつわるこうした語りは、今も昔もよく耳にします。しかし「先祖の数」や「世代数」という考え方そのものに、実は見落とされがちな錯覚が…
「親ガチャ」という言葉は、2021年頃から日本のネット上で急速に広まった表現です。「生まれ」がその後の人生を大きく左右するという実感を一言で表した便利な言葉ですが、実際には性質の異なる複数の要素が一緒くたに語られがちでもあります。今回は、これ…
「偏差値」という一つの物差しだけで教育の成果を測ろうとすることには、見落とされがちな弊害があります。ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授の就学前教育研究などを手がかりに、幼少期にこそ育てておきたい「学びの土台」について整理…
「貧困家庭と裕福な家庭では、子どもが3歳までに耳にする言葉の数に3000万語もの差がある」——この「3000万語の格差」という説を聞いたことがある人は多いと思います。前回の文化資本の記事とも関連する話題なので、この数字がどんな研究から来ていて、その後…
「教育格差の是正」というと、給付型奨学金や授業料無償化など、経済的な支援策がまず語られがちです。しかし教育社会学のデータを見ていくと、学力や進学に対してお金そのものより強く効いているのは、家庭の中に蓄積された「文化資本」ではないかという指…
受験は「本人の努力次第で誰でも合格できる、公平な制度」だとよく言われます。実際のところ、家庭の経済状況や住んでいる地域によって、受験を取り巻く環境にはどれくらいの差があるのでしょうか。公開されているデータをもとに、建前と現実のギャップを整…
予備校や塾で、大人から「今の子は根性がない」「昔の受験生はもっと粘り強かった」と言われた経験がある人は多いと思います。僕自身も浪人時代、よくそう言われて地味に傷ついていました。 ただ、この「今の若者は根性がない」という言説、調べてみると心理…
「結局、人生は遺伝子と環境で決まる」——こう言われると、身も蓋もない気がして反発したくなる人も多いと思います。特に受験や資格試験のように「努力次第でどうにかなる」と信じてやってきた人にとっては、あまり気持ちのいい話ではありません。 ただ、この…
こんにちは、バッカスです。生成AIの急速な普及により、「学ぶこと」の意味そのものが問い直されるようになってきました。知識をAIに聞けばすぐに答えが返ってくる時代に、人が学ぶことにはどんな価値が残るのでしょうか。今回は、この問いについて考えてみ…
こんにちは、バッカスです。日本社会では長らく、学歴や資格が就職・キャリア形成に関して重視してきました。しかし、雇用の在り方が変化する中で、キャリア形成の考え方もまた変わってきます。 今回は、資格・学歴社会の中でのキャリア形成について考えてみ…
こんにちは、バッカスです。受験競争の結果について語るとき、「結局は本人の努力次第」という自己責任論が時々出てきます。しかし、教育に関する調査データを見ると、この見方には慎重になるべき点があると感じています。 ポイント 複数の学力調査で、親の…
こんにちは、バッカスです。「努力は必ず報われる」という言葉は、受験生や資格試験生を励ます言葉としてよく使われます。 ポイント 「自分の人生は正しい」という個人レベルの信念は前向きな効果を勝ち取る一方で、「世の中は公平である」という一般化され…
こんにちは、バッカスです。かつて独学と言えば、参考や問題集だけを頼りに一人で進むものというイメージが強かったと思います。しかし、インターネットの普及によって、独学的に対する考え方が非常に変わってきました。 ポイント 独学者の割合を示す公的統…
こんにちは、バッカスです。最近、社会人の資格取得やリスキリングへの関心が高まっていると言われています。今回は、企業調査などのデータをもとに、この資格取得ブームの背景にあるものについて考えてみます。 ポイント 企業のリスキリングへの取り組みは…