Bacchus-dogのブログ

当ブログの運営者、バッカスです。私立文系(現代文・古文・漢文・英語・日本史)で1年間の浪人生活を経て、早稲田大学に合格しました。このブログでは、浪人中に実際に使った参考書や勉強法、日々の過ごし方など、自分の体験に基づいた情報だけを発信しています。日商簿記2級の学習経験についても触れることがあります。同じように大学受験・浪人生活に向き合う方の参考になれば嬉しいです。最新情報はX(@bacchusblog)でも発信しています。

受験グッズ・参考書 総まとめランキング【カテゴリ別に一覧で紹介】

こんにちは、バッカスです。

このブログではこれまで、受験勉強に役立つ文房具・アプリ・参考書・単語帳などを、カテゴリごとに個別記事としてたくさん紹介してきました。ただ、記事数が増えてきて「結局どれを見ればいいの?」と分かりにくくなってきたと思うので、今回はそれらをカテゴリ別に整理したまとめ記事を作りました。

それぞれのジャンルの特徴を簡単に紹介しつつ、詳しく知りたい記事にリンクで飛べるようにしています。「自分に合うものを探したいけど、どこから見ればいいか分からない」という人は、ぜひこのページをブックマークしてください。

この記事でわかること
  • このブログで紹介してきた受験グッズ・参考書レビュー記事の全体像
  • 教科・ジャンルごとのおすすめ教材と、それぞれの特徴
  • 参考書選びに迷った時の判断基準

机の上に並べられた参考書と文房具

単語帳・参考書編

まずは、英単語帳や教科別の参考書を紹介した記事です。「どれを選べばいいか分からない」という比較系の記事と、「実際にこの1冊(2冊)をこう使って合格した」という実体験系の記事に分かれています。

ジャンル内容詳しく見る
英単語帳の選び方システム英単語/ターゲット1900/速読英単語/DUO 3.0を4軸で比較英単語帳の選び方完全ガイド
システム英単語の使い倒し方高2の3月から本番まで、CDを使ったシャドーイング活用法「システム英単語」を使い倒した話
定番教材3選システム英単語/日本史一問一答/英文法・語法Vintageおすすめ参考書・単語帳3選
現代文田村のやさしく語る現代文→Z会キーワード読解→現代文へのアクセス基本編、の段階別ルート現代文おすすめ参考書3選
日本史一問一答山川出版(基礎)→東進(発展)の2冊を時期で使い分け山川東進ガチ両刀のすゝめ
日本史問題集『実力をつける日本史100題』1冊だけで早稲田合格まで到達した実体験日本史100題1冊だけで合格した話
赤本(過去問)早稲田4学部分、合計50年分を解いた演習量の実体験赤本50年分やったら早稲田大学に合格出来た話

表の上から順に、「比較・選び方を知りたい記事」と「実際にこの1冊をこう使って合格した、という体験ベースの記事」が混ざっています。まだ教材を決めていない人は比較系の記事から、教材はもう決まっていて使い方に迷っている人は体験ベースの記事から読むのがおすすめです。

文房具・勉強グッズ編

次は、勉強そのものをはかどらせる文房具や、模試・試験当日に持っていくと安心なグッズをまとめた記事です。

この2記事をチェック

文房具は消耗品なので、正直どれを使っても大きな差はつきません。ただ、「ちょっとしたストレスが積み重なると、地味に集中力を削る」というのも事実です。シャーペンの芯が頻繁に折れる、耳栓の遮音性が低い、といった小さな不満は、長時間の勉強では意外とバカにできません。

ノートとシャープペンシルで勉強する受験生

勉強アプリ編

スキマ時間の学習には、アプリを活用するのもおすすめです。

おすすめアプリ3選
  • Studyplus(勉強時間の記録・可視化)
  • mikan(英単語のスキマ暗記)
  • 日本史一問一答アプリ(解説付きで通学中にも復習しやすい)

詳しくは勉強アプリ3選【スキマ時間の学習に】で、それぞれの評価やダウンロード数もあわせて紹介しています。

参考書選びに迷ったら

ここまで具体的な教材を紹介してきましたが、「そもそも参考書をどう選べばいいか分からない」という人向けに、選び方の基準だけをまとめた記事もあります。

選び方ガイド

参考書選びで失敗しないための基準では、「必ず書店で中身を確認する」「今の自分のレベルに合っているか」「同じジャンルの参考書を何冊も持ちすぎない」「発行年が古すぎないか確認する」といった、教材そのものより一段上の"選び方の軸"を解説しています。個別の教材選びで迷ったら、まずこちらを読んでから上のランキングに戻ってくるのがおすすめです。

番外編:受験が終わったら

受験が終わった後、大量に積み上がった参考書や赤本をどうするかも、地味に悩むポイントです。

受験後の選択肢

受験が終わったら、大量の参考書・赤本はどうする?【買取サービスという選択肢】では、参考書・赤本・予備校テキストの買取サービスという選択肢を紹介しています。捨てる前に、一度チェックしてみてもいいかもしれません。

まとめ

POINT

グッズや参考書は、揃えること自体が目的にならないよう注意が必要です。あくまで「今の自分に足りないものを補うための道具」として、必要なものだけを選ぶのがポイントです。このまとめページを起点に、気になるジャンルの記事から読んでみてください。

グッズや参考書選びは、受験勉強そのものと違って正解が一つではなく、人によって合う・合わないが分かれる部分でもあります。今回まとめた記事はどれも、実際に自分で使ったもの、または比較検討した上でおすすめできるものだけを紹介しています。すべてを揃える必要はないので、気になるジャンルから気になる記事を1つずつ覗いてみてください。

今回は、これまでこのブログで紹介してきた受験グッズ・参考書レビュー記事を、ジャンル別に整理してまとめました。記事数が多くなってきたので、今後も新しいレビュー記事を追加した際は、このページを随時更新していく予定です。

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

予備校を2校通った理由【現役は東進衛星予備校、浪人はみすず学苑】

こんにちは、バッカスです。

今回は、「予備校選び」について、少し具体的な話をしようと思います。実は僕は、現役時代と浪人時代で、通う予備校を変えています。現役の時は東進衛星予備校、浪人の時はみすず学苑に通いました。今回は、なぜこの2校を選んだのか、そして1年を経て何が変わったのかを振り返ってみます。

予備校選びというと、「どこの合格実績が良いか」「授業料はいくらか」といった観点で語られることが多いと思います。もちろんそれも大事な基準ですが、今回はあえて、「自分がその時どんな状態だったか」という視点から、2校を選んだ理由を整理してみようと思います。あわせて、実際に2校それぞれに通って感じた良かった点・気になった点も、できるだけ具体的に書いていきます。

この記事でわかること
  • 現役時代に東進衛星予備校を選んだ理由と、実際に通って感じた良い点・気になった点
  • 浪人時代にみすず学苑に変えた理由と、実際に通って感じた良い点・気になった点
  • 2校を経験して分かった、予備校選びの軸の違い

ホワイトボードの前で教材を手に指導する講師

現役時代:東進衛星予備校を選んだ理由と実際の感想

現役の時に通っていたのは、東進衛星予備校でした。この時期に重視していたのは、授業の質です。学校の授業だけでは足りない部分を、映像授業で実力のある講師の授業を受けられることに魅力を感じていました。まだ受験勉強を本格的に始めたばかりの時期だったので、まずは「良い授業を受けること」が一番の目的だったと思います。

現役生の場合、平日は学校があるので、予備校に通える時間自体が限られています。その限られた時間の中で、いかに効率よく実力のある授業を受けられるかが大切だと感じていました。映像授業であれば、部活や学校行事で忙しい時期でも自分のペースで受講できる、という点も現役時代には合っていたと思います。

実際に通って感じた良い点・気になった点

ここからは、実際に東進衛星予備校に1年間通って感じたことを、良かった点・気になった点に分けて具体的に書いていきます。

良い点気になった点
  • ✓有名講師が多く、授業の質が高い
  • ✓講師の話が面白く、授業に飽きない
  • ✓テキストが使いやすい
  • ✓授業もテキストも要点重視で、比較的ボリュームが少ない
  • 難関大学合格を目指すには市販の参考書との組み合わせが必須で、足りない教材はある程度自分で考えて用意する必要がある
  • 首都圏と地方でチューターの質に差がある(地方は難関大学合格の実績を持つチューターが少なく、コーチングの解像度が低い印象だった)
  • 授業や参考書を進めるペースを、自分自身で管理する必要がある

特に「授業や参考書を進めるペースを自分で管理する必要がある」という点は、現役の頃はそこまで強く意識していませんでした。ですが、映像授業は自分で予約して受けに行くスタイルなので、意志が弱いとどうしても後回しにしてしまいがちです。この「自分で管理しなければいけない」という感覚が、実は浪人時代の予備校選びの基準に大きく影響することになります。

浪人時代:みすず学苑に変えた理由と実際の感想

浪人が決まってからは、みすず学苑に通うことにしました。現役の時と違い、浪人時代に予備校を選ぶ際に重視したポイントは、授業の質そのものよりも、「1年間をどう過ごすか」という環境面でした。

浪人時代に重視した3つのポイント
  • ✓自習に集中できる環境かどうか
  • ✓分からないことがあった時に、質問がしやすいかどうか
  • ✓自分自身を管理してくれる存在がいるかどうか

現役の時は学校という「管理してくれる場所」が既にありましたが、浪人生になると、平日の生活全体を自分で作っていく必要があります。1年間、モチベーションを保ちながら自習を積み重ねられるかどうかは、正直、授業の質以上に合否を左右する部分だと感じていました。だからこそ、浪人時代の予備校選びでは、この3つを軸に選びました。

浪人が決まった時点で、「同じ東進衛星予備校をそのまま浪人でも続ける」という選択肢もあったはずです。実際、現役の時に通っていた予備校をそのまま浪人でも継続する人は多いと思います。それでも僕がわざわざ予備校を変えたのは、現役の1年間を通して、「授業を受けること」と「その授業内容を自分の中に定着させること」は全く別の力が必要だと痛感していたからです。浪人はやり直しがきかない1年なので、自習と管理体制を優先して、思い切って環境を変えることにしました。

実際に通って感じた良い点・気になった点

みすず学苑についても、実際に1年間通って感じたことを、良かった点・気になった点に分けて整理してみます。

良い点気になった点
  • ✓少人数制で担任の先生がついてくれるため、管理体制が整っている
  • ✓英単語や日本史の一問一答を口頭でテストする機会が定期的にあり、学習のペースを保ちやすい
  • ✓自習室が長机とパイプ椅子で、周りから見られている状態で自習するのでサボりにくい
  • ✓授業の教材以外にも市販の参考書ルートが用意されていて、それを参考に学習を進められる
  • ✓生授業で質問がしやすく、難関大学の現役生チューターも常駐しているため、的確なアドバイスを受けられる
  • 東進と比べると授業がオーソドックスで、テキストも標準的な作りのため飽きやすい(内容自体はしっかり網羅されている)
  • 一番上の選抜クラスに入らないと周りのレベルがそこまで高くなく、切磋琢磨できる環境にはなりにくい

特に「分からない時に質問がしやすいか」という点は、自分にとって重要でした。授業を受けているだけでは、理解したつもりで終わってしまう部分がどうしても出てきます。生授業で、しかも難関大学の現役生チューターに直接聞ける環境があったことは、1年間の学習の質そのものに直結していたと感じています。一方で、選抜クラスに入れるかどうかで周囲の環境がかなり変わる、という点は、通ってみて初めて実感した部分でした。

2校を通って感じた「予備校選びの軸」の変化

2校を実際に経験して感じたのは、「良い予備校」の基準は、自分がどのフェーズにいるかによって変わるということです。良い点・気になった点を並べてみても分かる通り、東進衛星予備校の「講師の質が高く飽きない」という強みと、みすず学苑の「管理体制が整っていてサボりにくい」という強みは、そもそも比べる軸が違います。

時期通った予備校重視したポイント
現役東進衛星予備校授業の質・講師の面白さ
浪人みすず学苑自習環境・質問のしやすさ・管理してくれる存在

現役の時は、学校生活と両立しながらの受験勉強だったので、限られた時間でいかに質の高いインプットを得るかが課題でした。一方、浪人時代は1日のほとんどを勉強に使える分、「その時間をきちんと積み上げられる環境かどうか」の方が重要になります。同じ「予備校選び」でも、置かれている状況によって見るべきポイントは変わるのだと、2校を経験して実感しました。

予備校選びで自分に問いたい質問
  • 今の自分に一番足りていないのは「授業の質」か、それとも「勉強を続けられる環境」か
  • 分からないことがあった時、その場で質問できる相手がいるか
  • 誰にも管理されなくても、1年間自分だけで自習を継続できる自信があるか

手帳を手に相談に応じるスーツ姿の講師

まとめ

POINT

もし今、予備校選びで迷っているなら、「今の自分に何が足りないのか」を考えてみることをおすすめします。授業の質を求めているのか、それとも自習を続けられる環境やサポートを求めているのか。同じ予備校でも、求めるものが違えば評価は変わってきます。良い点だけでなく気になった点も含めて比較することで、自分に合うかどうかが見えやすくなるはずです。

正直なところ、現役時代に東進衛星予備校で身につけた「授業を通して知識をインプットする力」がなければ、浪人時代にみすず学苑で自習中心の生活に切り替えても、うまくいかなかったと思います。逆に、浪人になっても同じスタイルの予備校に通い続けていたら、環境面での課題が解決されないまま1年が過ぎていた可能性もあります。2校それぞれに、良い点も気になった点もありましたが、それぞれに意味があったからこそ、今の自分がある、というのが正直な感想です。

今回は、現役と浪人で予備校を変えた実体験について、良かった点・気になった点まで含めて書きました。予備校選びで迷っている方の、判断基準の一つになれば嬉しいです。

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

勉強法22選、研究データで検証した結果ランキング【効果あり・要注意まとめ】

こんにちは、バッカスです。

このブログでは、カフェインや昼寝、ポモドーロ・テクニックなど、よく聞く勉強法・習慣を一つずつ取り上げて、実際の研究データではどう評価されているのかを検証する記事を書いてきました。気づけばその数は22本になっていたので、今回はそれらを一覧化し、「結局どれが本当に効果的だったのか」をランキング形式でまとめます。

個別の記事にはそれぞれ元になった研究データや詳しい条件を書いているので、気になったものがあれば、リンク先の記事も合わせて読んでみてください。

この記事でわかること
  • これまで検証してきた22個の勉強法・習慣の一覧
  • 研究データの裏付けが強いものと弱いものの違い
  • 各記事へのリンク(詳しい検証内容はそちらで読めます)

ノートや筆記用具を並べた机の俯瞰

ランキングの見方(3段階評価の基準)

今回のランキングは、各記事で扱った研究データの内容をもとに、以下の3段階に分けています。あくまで「元になった研究がどれだけ明確にその技術を支持しているか」という基準であり、個人差がある点はご了承ください。

ランク基準
S複数の研究・メタ分析で効果が明確に支持されている
A効果は認められるが、条件(量・タイミング等)次第で結果が変わる
C世間のイメージほど根拠が強くない、あるいは逆効果の可能性が指摘されている
22個の内訳
  • ランクS(強いエビデンスあり):6個
  • ランクA(効果はあるが条件つき):10個
  • ランクC(根拠が弱い・要注意):6個

ランクS:強いエビデンスがあり、積極的に取り入れたい6つ

まずは、複数の研究で効果がはっきり支持されているものです。勉強法に迷ったら、この6つから取り入れるのが近道だと思います。

技術・習慣結論の要点
テスト効果(問題演習)222研究・約48,500人のメタ分析。自己テストは再読より一貫して効果的
分散学習(スペーシング効果)100年以上の研究の蓄積。詰め込みより9〜30%記憶定着率が高い
インターリーブ学習30日後の成績がまとめ学習の約2倍という研究結果
運動(有酸素運動)海馬の成長を促進、学習の約4時間後の運動が記憶定着に最も効果的
瞑想・マインドフルネス2週間の実践でGRE成績が16パーセンタイル向上した研究も
公園を歩く(自然との接触)20分の自然の中の散歩で、都市部の散歩の3倍ワーキングメモリが向上

ランクA:効果はあるが、条件・注意点がある10個

次に、効果自体は研究データで支持されているものの、やり方やタイミングを間違えると効果が薄れたり逆効果になったりするものです。

ランクA一覧

研究データのグラフ資料を指し示す手元

ランクC:根拠が弱い・思ったほど効果的ではない6つ

最後に、世間でよく言われている割に、研究データではあまり支持されていない、あるいは逆効果の可能性が指摘されているものです。

技術・習慣結論の要点
一夜漬け(記憶の研究)1日で67%忘れるという忘却曲線の研究通り、次の日限定の記憶にしか使えない
徹夜の一夜漬け(睡眠と記憶)睡眠を削っても記憶の定着は上がらず、誤りに気づく力もむしろ落ちる
ながら勉強(マルチタスク)切り替えコストで最大40%の時間が失われる、SNS・スマホの併用は成績低下と相関
勉強中のBGM・音楽歌詞付きは記憶・読解に明確なマイナス、器楽曲も全体としては効果不明瞭
手書き vs タイピング有名な2014年研究は2019年の追試で再現されず、道具より情報の再加工の仕方が重要
成長マインドセットメタ分析では成績への効果はごく小さい〜ほぼゼロ、効果があるのは一部の生徒のみ

まとめ

POINT

今回22個をまとめてみて改めて感じたのは、「思い込みで効果があると信じているもの」と「実際に研究で支持されているもの」は必ずしも一致しないということです。特にランクSに入った6つ(テスト効果・分散学習・インターリーブ・運動・瞑想・自然との接触)は、地味で目立たない習慣ですが、根拠の強さでは群を抜いています。逆に一夜漬けやながら勉強のように、多くの人がやってしまいがちな習慣ほど、研究データでは支持されていない傾向がありました。

今回は、これまで検証してきた22個の勉強法・習慣をランキング形式でまとめました。気になるものがあれば、それぞれの記事で詳しい研究データや条件も紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

受験が終わったら、大量の参考書・赤本はどうする?【買取サービスという選択肢】

こんにちは、バッカスです。

今回は少し毛色を変えて、「受験が終わった後、大量に増えた参考書や赤本をどうするか」という話をしたいと思います。受験勉強を頑張った人ほど、気づけば本棚がパンパンになっているのではないでしょうか。今回は、その処分の選択肢の一つとして、参考書・赤本・予備校テキストの買取サービスを紹介します。

この記事でわかること
  • 受験勉強で参考書・赤本がどれだけ増えるか
  • 使い終わった参考書の処分方法3つの比較
  • 参考書・赤本の買取サービスの仕組み
  • 「学参プラザ」というサービスの特徴

本がぎっしり並んだ壁一面の本棚

受験を通して参考書・赤本はどれだけ増えるか

自分の受験期を振り返ってみると、参考書だけでもかなりの数になっていました。赤本は学部ごとに何年分も解いていましたし、英語は音読用の長文問題集を3レベル分、日本史は一問一答を2種類(基礎固め用と総復習用)、その他に古文単語帳や文法書なども合わせると、1年間で本棚に収まりきらないくらいの量になっていたと思います。

併願する学部の数だけ赤本も増えますし、予備校に通っていれば、そこでしか手に入らないオリジナルテキストも積み重なっていきます。受験が終わった後、この大量の本をどうするかというのは、地味に悩む人が多い問題だと思います。

受験期にたまりやすい本の例
  • 赤本(併願する学部・大学の数だけ増える)
  • 予備校のオリジナルテキスト(1年間分)
  • 科目別の参考書・問題集(英語・国語・社会など)
  • 模試の過去問・復習ノート
  • 浪人していれば、前年・前々年に使っていた古い参考書

こうして並べてみると、1年間の受験生活だけでも相当な冊数になることが分かると思います。しかも赤本や予備校テキストは、他の科目の参考書に比べても厚みがあるものが多く、実際の見た目以上に本棚のスペースを取ります。

使い終わった参考書、どう処分する?3つの選択肢

使い終わった参考書の処分方法は、大きく分けて3つあると思います。

方法 メリット デメリット
捨てる 一番手軽 思い入れのある本でも処分しづらい、もったいない
フリマアプリで売る 高く売れることもある 出品・梱包・発送の手間がかかる、個人間のやり取りが必要
専門の買取サービスを使う まとめて手軽に送れる、赤本や予備校テキストなど専門的な本も対象になりやすい 買取価格は本の状態・需要による

参考書や赤本は、一般的な古本屋では取り扱ってもらえないことも多く、フリマアプリで一冊ずつ売るのも正直かなり手間がかかります。そこで選択肢に入ってくるのが、参考書・赤本に特化した買取サービスです。

参考書・赤本・予備校テキストの買取サービスという選択肢

参考書・赤本専門の買取サービスは、一般的な古本買取と違い、赤本や予備校のオリジナルテキストなど、通常の古本屋では値段がつきにくい本も対象にしていることが特徴です。多くの場合、まとめて箱に詰めて送るだけで査定してもらえるので、フリマアプリのように一冊ずつ出品する手間もかかりません。

受験が終わって次のステップ(大学生活の準備など)に気持ちを切り替えたいタイミングでは、こうしたサービスを使って一気に処分してしまうのも一つの手だと思います。部屋の中に受験期のものが残っていると、良くも悪くも当時のプレッシャーを思い出してしまう、という人もいるのではないでしょうか。そういう意味でも、区切りをつける手段として買取サービスを使うのは理にかなっていると思います。

引っ越し前の荷造りでガムテープを貼って積み重ねられた段ボール箱

学参プラザとは

そうしたサービスの一つに、「学参プラザ」があります。参考書・問題集・赤本・予備校のテキストなどをまとめて買い取ってもらえるサービスで、申し込みも梱包キットを使って発送するだけというシンプルな流れです。

買取までの流れ(目安)
  • ✓①公式サイトから買取を申し込む
  • ✓②本を箱に詰めて発送する(自分で用意した箱でも申し込みできる場合があります)
  • ✓③査定結果の連絡を受け取り、確定すれば入金される

一冊ずつ値段を調べたり、フリマアプリで出品文を考えたりする手間がないのは、受験を終えて忙しい時期には助かるポイントだと思います。

学参プラザの特徴
  • ✓参考書・問題集だけでなく、赤本や予備校のオリジナルテキストも買取対象になりやすい
  • ✓まとめて箱に詰めて送るだけで、一冊ずつ出品する手間がかからない
  • ✓申し込みはオンラインで完結

学参プラザで買取を申し込む

※本リンクはアフィリエイトプログラムを利用しています

なお、僕自身はこのサービスをまだ利用したことがないので、あくまで「こういう選択肢がある」という紹介になります。実際に使う際は、買取対象の本や査定の目安を公式サイトで確認してから申し込むことをおすすめします。

まとめ・使う時の注意点

POINT

買取価格は本の状態や発行年、需要によって変わります。あまり期待しすぎず、「捨てるよりはお金になるかもしれないし、手間もかからない」くらいの気持ちで検討するのがちょうど良いと思います。思い出の一冊だけは手元に残しておく、というのも良いのではないでしょうか。

今回は、受験が終わった後の参考書・赤本の処分方法について、買取サービスという選択肢を紹介しました。この記事が、本棚の整理に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

浪人生活が「もう限界」だと感じた時に、まず知ってほしいこと

こんにちは、バッカスです。

今回は、浪人生活の中で「もう限界かもしれない」と感じている方に向けて書きます。これまでもメンタル管理・モチベーション維持法という記事で、崩れる前にできる予防策をまとめてきましたが、今回はそれとは少し違って、「すでに限界に近い、あるいはもう限界を超えているかもしれない」という方に向けて、今すぐできることと、頼ってほしい相談先を先にまとめておきます。

受験勉強の役に立つノウハウという以前に、まず読んでいるあなたの心と体を守ることを優先してほしいという内容です。

この記事でわかること
  • 浪人生活で「限界」を感じやすい理由
  • 見逃してほしくない心と体のサイン
  • 限界を感じた時に、今すぐできる3つのこと
  • 一人で抱え込まずに頼ってほしい相談窓口

桜が咲く川沿いの公園で、誰も座っていない木製ベンチが静かに置かれている風景

なぜ浪人生活は「限界」を感じやすいのか

浪人生活は、多くの人にとって人生で初めて「先の見えない1年間」を経験する期間です。周りの同級生は大学生活を送っている中、自分だけが同じ日々を繰り返しているような孤独感を抱きやすく、しかも結果は1年後の入試まで分かりません。

さらに、毎日長時間机に向かう生活が続くこと、模試の結果に一喜一憂しやすいこと、「今年落ちたらどうしよう」という将来への不安がじわじわ蓄積していくことなど、「限界」を感じやすい要素が重なりやすい期間でもあります。順調に勉強が進んでいるように見える時期でも、精神的な疲労は着実に蓄積していくことがあるというのは、僕自身の経験からも実感しています。

「限界かも」のサインを見逃さないでほしい

限界は、ある日突然やってくることがあります。僕自身、浪人生の11月頃、それまで毎日7時に起きて8時の電車に乗っていたのが、ある日を境に体に力が入らず、11時近くまで起きられなくなったという経験をしました(詳しくは後述します)。

以下のようなサインが続く場合は、「気合が足りない」で片付けず、体からのサインとして受け止めてほしいです。

見逃してほしくないサイン
  • 朝、決まった時間に起きられない日が何日も続いている
  • 食欲がない、あるいは食事のことを考えられない
  • 理由もなく涙が出る、感情のコントロールが難しい
  • 今まで出来ていたことが、何も手につかなくなっている
  • 「消えてしまいたい」「いなくなりたい」と感じることがある

特に最後の「消えてしまいたい」と感じるようなつらさがある場合は、勉強法の工夫でどうにかなる段階ではありません。次の章の相談先に、今すぐ頼ってほしいです。

今すぐできる3つのこと

「限界かもしれない」と感じた時、今この瞬間からできることを3つにまとめました。

チェックリスト
  • ✓①今日中に、誰か一人にそのことを伝える(家族、友人、学校や予備校の先生・チューターなど、話しやすい相手でかまいません)
  • ✓②今日は、勉強を一旦手放していいと自分に許可を出す(1日休んでも、大学受験全体で見ればごくわずかな時間です)
  • ✓③「消えてしまいたい」と思うほどつらい場合は、下記の相談窓口にすぐ連絡する

「これくらいで人に頼るのは恥ずかしい」と感じる人ほど、一人で抱え込んでしまう傾向があります。受験勉強は結果的に孤独になりやすいものですが、しんどさを誰かに話すことは、決して弱さではありません。

つらい時に頼ってほしい相談先

身近な人には話しにくいという場合や、今すぐ誰かに話を聞いてほしいという場合は、以下のような無料の相談窓口があります。周りに気を遣う必要もないので、抱え込む前に頼ってみてください。

相談窓口
窓口名 連絡先・利用方法 特徴
よりそいホットライン 0120-279-338 24時間・無料・全国対応
いのちの電話 0570-783-556(ナビダイヤル) 相談員による電話相談
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 18歳以下向け・24時間対応
厚生労働省「まもろうよ こころ」 SNS・チャット相談の窓口一覧を案内 電話が苦手な人向け

電話が苦手な人も多いと思いますが、これらの窓口は匿名で利用でき、話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなることがあります。「こんなことで連絡していいのかな」と迷う必要はありません。

落ち着いたら考えたいこと(僕自身の経験から)

少し落ち着いてから、という前提にはなりますが、僕自身の話も少し共有します。浪人生の11月頃、突然朝起きられなくなり、精神科に通いました。精神安定剤を処方してもらいましたが症状はあまり回復せず、そこから受験本番までは、毎日の勉強時間が以前より4時間ほど減った状態が続きました。詳しい経緯は精神科に通いながらも早稲田大学に合格出来た経験から学んだことという記事に書いています。

今振り返って思うのは、「頑張り続けること」と「頑張り続けられる状態を保つこと」は別物だということです。そして、朝起きられなくなった時点で、もう少し早く誰かに相談していれば、もう少し早く楽になれたかもしれないと今でも思っています。

POINT

結果的に、僕はそれでも第一志望に合格できましたが、それは崩れる前の期間に積み重ねていた「勉強貯金」のおかげだったと思っています。もし今、限界に近い状態にあるなら、その状態のまま頑張り続けることよりも、まず立て直すことを優先してほしいです。予防的に意識しておきたいことは浪人生のメンタル管理・モチベーション維持法にまとめています。

木々の間から柔らかな光が差し込む、静かな参道の風景

おわりに

今回は、浪人生活の中で「もう限界かもしれない」と感じている方に向けて、今すぐできることと相談先をまとめました。この記事が、今しんどい思いをしている方の力に少しでもなれば嬉しいです。無理をせず、頼れるものには頼ってください。

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

「大学受験は平等」は嘘だった?田舎出身・1浪で早稲田に受かった僕が感じたこと

こんにちは、バッカスです。

今回はいつもと少し違う内容で、田舎出身の僕が1浪して早稲田大学に合格し、実際に同級生と接する中で感じたことを書いてみます。テーマは「大学受験は本当に平等なのか」ということです。よく「大学受験は生まれや環境に関係なく、努力すれば誰でも報われる平等な世界だ」と言われますが、実際に早稲田に入ってみて、そう言い切るのは難しいと感じるようになりました。

データや研究を引用した格差の話は、別記事(後述の「あわせて読みたい」)で書いているので、今回はあくまで僕自身の経歴と、早稲田で感じたことをベースにした、一体験談としてお話しします。

この記事でわかること
  • 田舎出身の僕が、小学校から浪人までどんな環境で育ったか
  • 早稲田の同級生に対して感じた「努力の基準値」「環境の違い」
  • 田舎出身だからこそ感じた「解像度の低さ」という壁
  • 大学受験は平等かという問いに対する、一つの実感ベースの答え

緑の稲田が広がる田舎の風景

僕の経歴(小学校〜浪人まで)

まず、僕自身がどんな環境で育ってきたかを簡単にまとめておきます。

時期環境・特徴
小学生(公立、全校約200名)成績表が全部◎になったこともあり、勉強に苦手意識はなし。6年生の時だけ英語・算数の塾に通う
中学生(公立、全校約250名)当時、市内で一番模試の偏差値が低い部類。英語・数学の塾に通いつつサッカー部を普通に頑張る。テスト前はほぼ一夜漬けで学年5位くらい
高校生(公立、全校約320名、偏差値約60)高1の定期テストでクラス最下位(40位)を3回経験。高2から英語・数学の塾、高3から東進衛生予備校に通う
浪人生首都圏に近い予備校に通う

振り返ってみると、決して恵まれた学習環境で育ったわけではなく、むしろ「普通の田舎の公立出身者」に近い経歴だと思います。だからこそ、早稲田に入ってから感じたギャップは大きなものでした。

早稲田の同級生に感じたこと①「努力の基準値」の高さ

早稲田に入って一番感じたのは、同級生の「努力の基準値」の高さです。一日十数時間勉強するのは当たり前で、しかもインプットの効率が非常に良い。中学生くらいまでは自分もそこそこ要領が良い方だと思っていましたが、早稲田には自分よりも地頭が良い人がたくさんいました。

そして、実家が太い(親が社長や大企業勤めで、実家が東京やその周辺にある)人が多く、中学受験・私立高校・塾などにかなりお金をかけてもらっている印象です。それ以外だと、地方出身でとにかく地頭が良い人か、実家が裕福ではないけれど異次元の努力量をずっと積み重ねてきた人、というパターンが多い印象でした。課金力・才能・異次元の努力量、このどれかに当てはまる人がほとんどだと感じています。

早稲田の同級生に多いパターン
  • 実家が太く、中学受験・私立高校・塾に十分な投資を受けてきたタイプ
  • 実家の裕福さに関わらず、地頭が飛び抜けて良いタイプ
  • 実家が裕福ではないが、異次元の努力量を積み重ねてきたタイプ

早稲田の同級生に感じたこと②周りが頑張っているから頑張れる環境

早稲田の同級生には、周りが頑張っているから自分も負けないように頑張る、という人が多い印象でした。これは田舎出身の自分にとって、羨ましい環境だと感じたポイントです。

僕は田舎出身なので、宿題をやるだけで偉い、1時間勉強すれば偉い、という価値観の中で育ちました。現役の時にMARCHを目指そうと思っても、周りにMARCH以上に進学した人がほとんどおらず、「どれくらい勉強すればいいのか」の解像度が定量的にも定性的にもかなり低かったです。自分なりに情報を集めながら勉強に取り組みましたが、現役では全く成果になりませんでした。

田舎から難関大学を目指すには、首都圏に住んでいる人よりも、より能動的に情報を取りにいく必要があると感じています。ライバルは周りの人ではなく、首都圏の高い教育環境で育ってきた人たちだからです。

都会の電車内に並ぶつり革

大学受験は「様々な格差を乗り越える戦い」だと感じた理由

大袈裟に言うと、大学受験は、実体験としての情報格差(難関大学に合格した実績のある親族・先輩・同級生がいるかどうか)、学校や塾などの教育環境格差(首都圏の予備校と地方の予備校では、講師やチューターの質、合格実績がかなり違う印象です)、遺伝的な資質の差など、様々な格差を乗り越えた上での戦いだと感じています。

難関大学に合格するのは全国でも上位数%なので、当然といえば当然かもしれませんが、田舎出身者からすると「上級国民との戦い」だと感じる場面が何度もありました。僕自身も、浪人までさせてもらい予備校に通わせてもらったので、十分にお金をかけてもらった方だとは思います。それでも、難関大学に通う多くの同級生の家庭環境は、自分とは「レベチ」だと感じることが多かったです。

POINT

「大学受験は平等」という建前と、「実際には環境による格差が大きい」という実感は、どちらも間違いではないと思っています。制度としては誰でも同じ問題に挑めますが、そこにたどり着くまでの情報量・環境・お金のかけ方には、はっきりとした差があるというのが、僕の実感です。

それでも大学受験に挑む価値はあると思う理由

とはいえ、就職活動に比べたらまだマシだとも思っています。僕が言いたいのは、「大学受験は比較的平等だと言われているけれど、実際には格差は大きい」ということです。ただその上で、「就職活動やその他の日常生活に比べれば、努力で挽回できる要素が大きいからこそ、頑張った分だけコスパが良い」とも思っています。

生まれ育った環境を自分で選ぶことはできませんが、大学受験は、その中でも比較的「今からの頑張り」が結果に反映されやすい戦いだと感じています。田舎出身だからと諦めるのではなく、能動的に情報を取りにいくことで、少しでもその差を埋められるのではないかと思っています。

チェックリスト
  • ✓周りのレベルを基準にせず、志望校の合格者の勉強量を調べる
  • ✓模試の全国順位・偏差値で、自分の立ち位置を定期的に把握する
  • ✓SNSやブログ等で、難関大学合格者の体験談・勉強法を能動的に探しにいく
  • ✓「これくらいで十分」という感覚を疑い、基準を高めに設定し直す

おわりに

今回は、田舎出身の僕が1浪して早稲田に合格し、実際に同級生と接する中で感じた「大学受験の平等・不平等」について、実体験ベースでお話ししました。同じように地方出身で難関大学を目指している方の、何かの参考になれば嬉しいです。

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

早稲田大学、併願する学部はどう選ぶべきか【文系学部・体感難易度と学部選びの基準】

こんにちは、バッカスです。

早稲田大学は学部数が多く、同じ「早稲田」でも学部によって入試問題の傾向・難易度感がかなり違います。以前の記事(併願校は何校出すべき?早稲田志望で10校受けた僕の反省点)で、実際には政治経済学部・商学部・社会科学部・文化構想学部の4学部を受験したという話をしましたが、今回はその4学部に加えて、過去問を軽く解いてみた他学部も含めて、学部選びの考え方についてお話しします。

先に断っておくと、以下で紹介する体感の中には、実際に受験・合格したわけではなく、過去問を少し解いてみただけの印象にとどまるものも含まれています。この点を踏まえた上で、参考程度に読んでいただければと思います。

この記事でわかること
  • 早稲田の文系学部を、体感の難易度別に分類するとどうなるか
  • 実際に受験した4学部(政治経済・商・社会科学・文化構想)の結果
  • 難易度の体感と、実際の合否の関係についての考察
  • 逆転合格を狙う人向けの、学部選びの一つの考え方
前提

実際に受験したのは政治経済学部・商学部・社会科学部・文化構想学部の4学部のみです。それ以外の学部(法学部・国際教養学部・教育学部・文学部・人間科学部・スポーツ科学部)については、過去問を軽く解いてみた上での体感的な印象であり、実際に受験・合格した結果ではありません。この前提を踏まえた上で読んでいただければと思います。

両手を合わせて合格祈願をする受験生

学部ごとに入試の「体感難易度」はかなり違う

早稲田大学の文系学部は、同じ大学とは思えないほど入試問題の傾向・難易度感が学部ごとに違います。併願先を考えるとき、「早稲田だから全部同じくらいの難易度」と考えてしまうと、対策時間の配分を間違えてしまう可能性があります。

そこで今回は、実際に受験した4学部の結果に加えて、過去問を軽く解いてみた他の文系学部も含めて、体感の難易度別に整理してみました。あくまで一個人の感覚であり、年度や個人の得意不得意によって印象は変わる点はご了承ください。それでも、これから併願先を決める人にとっては、何も情報がない状態で赤本を開くよりは、ある程度の当たりをつけてから取り組める分、時間の使い方が変わってくるのではないかと思います。

難易度ランク別に見る早稲田の文系学部(体感)

体感ランク 学部 理由・特徴
かなり難しい 政治経済学部、法学部 他学部より1ランク上の難易度。少し解いて歯が立たなければ、その分の対策時間を商学部・社会科学部・教育学部に回した方がよいと感じました
癖が強い 国際教養学部 英作文など英語の難易度が高い。入学後は必須で1年間の留学があります
普通 商学部、社会科学部、文学部、文化構想学部 学部としての人気もあり、問題も比較的解きやすい印象
やや簡単 教育学部 問題にそこまで癖がなく、本キャンパスにあるのも魅力
一番簡単だがキャンパスが所沢 人間科学部、スポーツ科学部 早稲田の中では簡単な部類ですが、問題にはやや癖がある印象で、キャンパスの立地も判断材料になります

商学部・社会科学部・文学部・文化構想学部については、これも僕の周りで見た範囲の印象ですが、文学部・文化構想学部の友人には就職活動にあまり力を入れない人も多かった一方、商学部・社会科学部は割と一般的な就職活動をしている人が多かった印象です。普通に就職を考えるのであれば、商学部・社会科学部の方が無難かもしれません。

夜景の中、進路について考え込む女子大生

実際に受験した4学部の結果とこの印象との関係

実際に受験した4学部の結果は、商学部・社会科学部が合格、政治経済学部・文化構想学部が不合格でした。「赤本50年分」の記事でも書いた通り、得意学部は商学部・社会科学部、苦手学部は政治経済学部・文化構想学部という自己分析をしていました。

今回の体感ランクと照らし合わせると、政治経済学部が「かなり難しい」ランクで不合格だったのは納得感がありますが、文化構想学部は「普通」ランクに分類しつつも不合格でした。つまり、学部ごとの問題の難易度だけでなく、自分の得意分野との相性が合否を分けた面もあったと考えています。文化構想学部は出題の切り口が独特で、他の学部の対策だけでは対応しきれない部分があったというのが、振り返っての実感です。難易度ランクはあくまで一つの判断材料であり、それだけで合否が決まるわけではない、という点は併せてお伝えしておきたいです。

POINT

学部選びでは「難易度ランク」と「自分の得意不得意」の両方を見ることが大切だと感じています。難易度が低めに見える学部でも、自分の苦手分野と相性が悪ければ点数が伸びにくいことがあります。可能であれば、志望学部候補の過去問を一度軽く解いてみて、自分の手応えを確認しておくのがおすすめです。

結論:逆転合格×普通の就活を目指すなら

あくまで一つの考え方ですが、逆転合格的な立ち位置から早稲田合格を狙い、かつ卒業後は一般的な就職活動をする予定であれば、商学部・社会科学部・教育学部あたりが狙い目になりやすいというのが、今回振り返っての結論です。政治経済学部・法学部は難易度が高く、対策に時間がかかる分、他の学部に時間を回した方が合格の可能性を上げやすいと感じています。

おわりに

今回は、早稲田大学の学部選びについて、実際に受験した4学部の結果と、過去問を軽く解いてみた他学部の印象を合わせてお話ししました。繰り返しになりますが、実際に受験していない学部についてはあくまで参考程度の情報です。最終的な併願校・併願学部は、ご自身で過去問を解いてみた手応えをもとに判断していただければと思います。

チェックリスト
  • ✓志望学部候補の過去問を一度は軽く解いてみて、手応えを確認する
  • ✓難易度ランクだけでなく、自分の得意不得意との相性も考える
  • ✓キャンパスの立地や卒業後の進路イメージも判断材料に入れる
  • ✓「難しい学部」に時間をかけすぎず、対策の優先順位を決める

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

古文が伸び悩んでいた浪人時代、単語・文法・読解をつなげて考えたら早稲田に合格できた話

こんにちは、バッカスです。

浪人生活を振り返ると、国語(現代文・古文・漢文)の中でも、古文は一番「何をどうすればいいのか」が掴みにくい科目でした。単語も文法もある程度勉強したのに、いざ問題を解くと本文の意味が取れない。今回はそんな状態から、浪人1年間で古文をどう立て直していったかを、体験ベースで書いていきます。

結論から言うと、特別な裏技があったわけではなく、単語・文法・読解の3つを、順番と配分を意識しながら地道に積み上げていっただけです。ただ、その「順番と配分」の付け方に、当時の自分なりの試行錯誤があったので、同じように古文で伸び悩んでいる方の参考になればと思います。

この記事でわかること
  • 古文が苦手だった浪人当初、何につまずいていたか
  • 単語・文法をどんな配分・順番で覚えていったか
  • 読解演習・過去問とどう組み合わせたか
  • 早稲田合格までにたどり着いた変化

教室の机で参考書を読みながら勉強する学生

古文が苦手だった浪人当初の状況

浪人が始まった頃の古文は、単語も文法もある程度覚えているはずなのに、本文を読むと結局意味が取れない、という状態でした。単語帳の意味を機械的に覚えていても、実際の文中でその単語がどう働いているかが結びついていなかったのだと思います。文法も同様で、助動詞の活用表は言えるのに、いざ本文中で「この『る』は何の意味か」と聞かれると答えられない、という感覚でした。

つまり、知識は断片的に持っているのに、それを読解につなげる回路ができていなかった状態です。ここに気づいてから、単語・文法・読解を別々に勉強するのではなく、お互いをつなげる意識で取り組み方を見直しました。振り返ると、この「つながっていない」状態に気づけたこと自体が、古文の勉強で一番大きな転換点だったように思います。

単語暗記への取り組み方

単語は、最初から満点を狙って完璧に覚えようとするのではなく、頻出度の高い単語から優先して固めるという順番を意識しました。古文単語は現代語と意味が大きく違うものも多く、すべてを一律に覚えようとすると時間がかかりすぎるので、まずは文章中に繰り返し出てくる基本的な単語を確実にする、という優先順位のつけ方です。

また、単語帳の暗記だけで終わらせず、読解演習や過去問で出てきた単語をその都度確認し直すようにしていました。単語帳の中だけで覚えるより、実際の文中で出会った方が印象に残りやすいと感じたからです。

POINT

古文単語は「単語帳を何周したか」より「本文の中で意味を判断できるか」の方が重要だと感じました。単語帳はあくまで土台づくりで、実際に使える形にするのは読解演習だという意識を持つと、暗記だけで終わりにくくなります。

文法(助動詞・敬語)への取り組み方

文法の中でも、特に助動詞と敬語は古文読解の土台になる部分だと感じたので、この2つを重点的に固めました。

①助動詞

助動詞は活用表を覚えるだけでなく、それぞれの意味を本文中でどう見分けるかまでセットで確認するようにしていました。同じ形でも文脈によって意味が変わるものが多いので、活用表の暗記と、実際の文中での識別練習を並行して進める形です。

②敬語

敬語は、誰から誰への敬意なのかを判断できないと人物関係が読み取れず、話の筋を見失いやすい分野です。ここも単純暗記だけでなく、本文中で「誰が誰に対して使っている敬語か」を確認する練習を繰り返し行いました。

POINT

助動詞と敬語は、古文の人物関係・話の流れを追うための土台になります。単独の暗記事項として覚えるより、「これが分かると本文が読みやすくなる」という感覚を持って取り組むと、モチベーションを保ちやすいと感じました。

ノートに書き込みながら勉強する様子

読解演習と過去問の組み合わせ方

単語・文法がある程度固まってきてからは、読解演習に比重を移していきました。読解演習で本文が読めなかった箇所を振り返ると、単語の知識不足なのか、文法の識別ミスなのかが分かるので、そこを単語帳・文法の復習に戻すという流れを繰り返していました。

過去問に取り組む段階でも、この流れは変えませんでした。過去問は「実力を測るテスト」としてだけでなく、「自分の弱点を発見するための教材」として使い、見つかった弱点を単語・文法の復習に還元する、というサイクルを最後まで続けていました。志望校の過去問に限らず、他大学の過去問で似た文体の文章に触れることも、読解の引き出しを増やす意味で役立ったと感じています。

図書室の書架と自習スペース

つまずきの原因 戻る先
単語の意味が分からない 単語帳で該当語を確認し、文中での意味の取り方を見直す
助動詞・敬語の識別を誤る 文法事項に戻り、本文中での識別練習をやり直す
単語・文法は分かるが話の筋を追えない 人物関係・敬語の方向を意識しながら読み直す

早稲田合格までにたどり着いた変化

単語・文法・読解をつなげる意識を持ってから、本文を読んでいて「何が書いてあるか分からない」という感覚は少しずつ減っていきました。もちろん古文だけで合否が決まるわけではなく、現代文・漢文・英語・日本史との総合力があってこその結果ですが、最終的には日本史や英語と同じように、古文も得点源のひとつとして早稲田大学合格に貢献してくれたと感じています。

おわりに

古文は「単語も文法も覚えているのに読めない」というもどかしさを感じやすい科目だと思います。私自身、その状態から抜け出せたのは、単語・文法・読解を別々のものとして捉えず、お互いをつなげる意識を持ってからでした。同じように古文で伸び悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

チェックリスト
  • ✓単語は完璧を求めず、頻出度の高いものから優先して固める
  • ✓助動詞・敬語は本文中での識別練習とセットで覚える
  • ✓読解演習・過去問で見つかった弱点を単語・文法の復習に戻す
  • ✓単語・文法・読解を別々ではなく、つなげる意識で取り組む

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

日本史の演習は『実力をつける日本史100題』一冊だけで早稲田に合格した話

こんにちは、バッカスです。

浪人生活の中で、日本史の問題集をどれだけ増やすか悩んだ人は多いと思います。私自身、浪人1年間で日本史の「演習」に使った参考書は、結局『実力をつける日本史100題』一冊だけでした(通史を頭に入れるための教科書や一問一答的な暗記教材は別で使っていたので、あくまで記述・選択形式の演習問題集としての話です)。

以前の記事(浪人1年間のうち、基礎固めに使えるのは実際「4ヶ月」しかなかった話)でも触れた通り、正直なところ時間の余裕はかなり少なかったです。だからこそ「演習教材を一冊に絞り込む」という判断が、結果的に早稲田大学合格につながったと感じています。今回は、なぜ一冊に絞ったのか、実際にどう使ったのか、過去問とどう組み合わせたのかを、体験ベースで書いていきます。

この記事でわかること
  • 日本史の演習問題集を一冊に絞った理由
  • 実際に使った『実力をつける日本史100題』の使い方(時期・周回・過去問との組み合わせ)
  • 複数の問題集に手を広げなかった理由
  • 早稲田合格という結果とこの一冊の位置づけ

参考書を開いて勉強している様子

なぜ演習問題集を一冊に絞ったのか

浪人が始まった当初は、日本史の演習用に何冊か参考書を買い足そうか迷った時期もありました。書店に行けば似たようなレベル帯の問題集がいくつも並んでいて、正直どれも良さそうに見えてしまい、余計に決めきれなかったのを覚えています。ただ、基礎固めに使える時間そのものが限られていたこともあり(前述の記事の通りです)、演習段階でも「広く浅く何冊も」よりも「一冊を繰り返す」方針に切り替えました。

日本史は範囲が広いので、教材を増やすほど一時的な安心感は得られます。ただ実際には、同じ範囲・同じ問題を繰り返し解いた方が知識として定着しやすいということを、この時期に実感しました。冊数を増やすたびに「また最初から範囲を把握し直す」というコストがかかることも、一冊に絞る後押しになりました。振り返ってみると、教材選びに時間を使うより、選んだ一冊とどれだけ向き合えるかの方が、結果への影響は大きかったように思います。

実際に使ったのは『実力をつける日本史100題』一冊だけ

日本史の演習問題集として実際に使ったのは、Z会出版の『実力をつける日本史100題』一冊のみです。基礎〜私大標準レベルの範囲をカバーしていて、記述式・選択式どちらの形式にも対応した問題が収録されており、解説も比較的詳しいのが特徴です。

①使い始めた時期

使い始めたのは、基礎固めの期間がある程度終わり、通史の流れを一通り頭に入れられた段階からです。時期としては浪人生の6月頃からで、そこから入試本番までこの一冊を使い続ける形になりました。(ボリュームがそこそこあるので、やり切るのは少し大変です。笑)

※現役生の頃は東進の映像授業を消化するのに精一杯で、演習問題集は一切取り組めませんでした。

②周回の仕方

進め方としては、最初から全問を均等に丁寧に解くというより、一度解いてみて間違えた問題・自信がなかった問題に印をつけ、そこを中心に繰り返し解き直すというやり方をとっていました。全範囲を同じ回数だけ回すのではなく、弱点になっている時代・分野の解き直し回数を増やすというイメージです。答え合わせをした後に設問毎に⭕️❌をつけておき、2周目までは全ての問題を、3周目は❌の問題だけ解きました。

③過去問との組み合わせ方

過去問演習と並行して使う際は、過去問を解いて見つかった頻出テーマやつまずいた分野を、この一冊に戻って該当箇所を解き直す、という流れを繰り返していました。過去問で「弱点を発見する」→問題集で「その分野を補強する」というサイクルを回すイメージです。

⭐️正直、日本史は過去問がほぼ演習です。問題集はこの1冊を早めに仕上げ、共通テストの過去問、予備校が出している予想問題集、赤本をやり込むことに尽きます。僕は全てあわせて100年分以上はやりました。(早稲田で約60年程度、センター過去問で約30年、予備校の予想問題集で約10年、その他の大学赤本も数年分)

日本史は知識が付いてくると他の科目よりも過去問を解くのが楽で、時間があるとつい解いてしまってました 笑

ノートに書き込みながら問題演習をしている様子

一冊で足りた理由

なぜ複数冊に手を広げずに済んだのか。理由は、この問題集自体が基礎〜私大標準レベルの範囲をカバーしていて、解説も比較的詳しいため、「解いて終わり」ではなく「解説を読んで理解し直す」ところまで一冊で完結できたからです。時間が限られる中で、新しい教材に手を出すたびに範囲の把握からやり直すコストの方が高いと感じていたのも大きな理由です。

学習フェーズ この一冊での使い方
演習開始期(通史が一通り頭に入った頃) 最初の一周を通しで解き、間違えた問題に印をつける
過去問併用期 過去問で見つかった弱点分野を中心にこの一冊へ戻って解き直す
直前期 印をつけた問題だけを短時間で回転させ、抜け漏れを最終確認する

早稲田合格という結果とこの参考書の位置づけ

結果として、日本史の演習はこの一冊だけで早稲田大学合格まで到達できました。もちろん日本史だけで合否が決まるわけではなく、現代文・古文・漢文・英語との総合力があってこその結果ですが、少なくとも「演習教材を増やさなかったこと」が足を引っ張ることはなかったと感じています。

POINT

演習教材選びで大事なのは「何冊使ったか」ではなく「一冊をどこまで繰り返せたか」だと感じています。冊数を増やすと安心感は得られますが、その分一冊あたりの周回数は減りやすいものです。特に時間が限られる浪人生・受験生には、まず一冊を信頼して繰り返すことを優先してほしいと思います。

参考書を使って試験対策の勉強をしている様子

おわりに

日本史の演習問題集を一冊に絞ったのは、最初から「これが正解だ」と確信していたからではなく、時間が限られる中で試行錯誤した結果でした。他の科目(現代文・古文・漢文・英語)にも時間を割く必要がある以上、日本史の演習だけに使える時間には自ずと上限があります。その中でどう配分するかを考えたとき、一冊を信頼して繰り返す方が自分には合っていたと感じています。同じように演習教材選びで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

チェックリスト
  • ✓演習教材は複数冊に広げすぎない
  • ✓間違えた問題を中心に周回数を増やす
  • ✓過去問で見つかった弱点を問題集に戻って補強する
  • ✓時間が限られるなら「冊数」より「反復」を優先する

最新の更新情報はX(@bacchusblog)でお知らせしています。よければフォローしてください。

おすすめ

実力をつける日本史100題[改訂第3版](Z会出版編集部編)

基礎〜私大標準レベルの範囲をカバーする記述・選択式の演習問題集。今回の記事で紹介した「間違えた問題を中心に繰り返す」使い方をするなら、解説が詳しいこの一冊は特に扱いやすいと感じました。

Amazonで見る(実力をつける日本史100題)

※本リンクはAmazonアソシエイト・プログラムを利用しています

浪人1年間のうち、基礎固めに使えるのは実際「4ヶ月」しかなかった話

「浪人生は1年間ある」——予備校のパンフレットにも、周りの大人にも、そう言われることが多いと思います。実際、僕自身も浪人を決めたときは「1年もあれば、基礎からじっくりやり直せるだろう」と思っていました。ですが、実際にスケジュールを月単位で書き出してみると、「基礎固めだけに使える期間」はその1年のうち、驚くほど短いことに気づきます。

今回は、私立文系で1年間の浪人生活を経験した立場から、「基礎固めに使える期間は実質4ヶ月しかない」という感覚と、その中でどう優先順位をつけていたかについてまとめます。

デスクに置かれたノートと筆記用具、勉強計画を立てるイメージ

この記事でわかること
  • 浪人生の1年間を月単位で分解すると、基礎固めに使える期間は実質4ヶ月ほどしかないという実感
  • 8月から共通テスト対策、9月から滑り止め校の赤本、10月から第一志望群の赤本へと移っていく典型的な流れ
  • 私立文系(現代文・古文・漢文・英語・日本史)における、限られた4ヶ月の使い方の考え方
  • 「まだ時間がある」という感覚に流されないためのチェックポイント

「浪人1年間」という数字に騙されてはいけない

浪人が決まった直後は、「1年間」という数字だけを見て、なんとなく安心してしまいがちです。現役のときの受験勉強期間と比べれば、たしかに長い時間に見えます。ですが、その1年間のすべてを「基礎固め」に使えるわけではありません。夏以降は共通テスト対策が始まり、秋には志望校対策として赤本(過去問)に取り組む時期がやってきます。基礎固めというフェーズだけを取り出すと、実際に使える期間はかなり限られています。

僕自身、浪人を始めた4月の時点では「今年は時間があるから、じっくり基礎からやり直せる」と考えていました。ですが、実際にカレンダーに予定を書き込んでいくと、基礎固めだけに専念できる期間は思っていたよりずっと短いことに気づかされました。次の章で、その内訳を具体的に見ていきます。

月別に分解すると見えてくる「実質4ヶ月」

僕の場合、浪人1年間のおおまかな流れは次のようになっていました。

時期 主な取り組み
4月〜7月 各科目の基礎固め(単語・文法・通史などの土台づくり)
8月 共通テスト対策を開始
9月 滑り止め校の赤本に着手
10月以降 第一志望群の赤本・過去問演習が中心に

卓上カレンダーで予定を確認しているイメージ

POINT

こうして並べてみると、純粋に「基礎固め」だけに専念できるのは4月から7月までの4ヶ月間だけだということが分かります。8月以降は共通テスト対策や過去問演習が中心になっていくため、基礎の抜け漏れに気づいてから慌てて戻ってくる余裕は、そう多くは残っていません。

もちろん、この月割りは僕個人の流れであり、予備校のカリキュラムや志望校の入試方式によって多少前後します。それでも「1年間まるごと基礎固めに使えるわけではない」「実質的な基礎固め期間は数ヶ月単位で区切られている」という感覚は、多くの浪人生にとって共通するのではないかと思います。

私立文系科目における、4ヶ月の使い方

参考書を開いて勉強している様子

英語の土台(英単語・文法)

英語は配点が大きい科目である一方、土台が崩れていると後半の演習量がそのまま無駄になってしまう科目でもあります。だからこそ、4月〜7月の期間で英単語・文法・基本構文といった土台部分をできるだけ仕上げておくことを意識していました。8月以降に共通テスト対策や過去問演習へ軸足を移してからも、英単語や文法の抜けを見つけるたびに基礎に戻っていては、演習に使える時間がどんどん削られてしまいます。

国語(現代文・古文・漢文)の読解基礎

現代文は読解の型、古文・漢文は単語や文法・句法といった、覚えるべき基礎知識がはっきりしている分野です。この基礎知識が固まっていない状態で過去問に取り組んでも、「読めているのか読めていないのかも分からない」まま演習だけが進んでしまいます。古文単語・文法や漢文句法のように暗記量が多いものほど、比較的まとまった時間が取れる4月〜7月のうちに一通り終わらせておきたい分野です。

日本史の基礎的な問題集

日本史は範囲の広さゆえに、基礎の通史理解が済んでいないと過去問演習の効果が半減してしまう科目です。9月以降に滑り止め校の赤本、10月以降に第一志望群の赤本へと進んでいくスケジュールを踏まえると、基礎的な問題集で通史の骨格を作っておく作業は、遅くとも8月に入るまでには一区切りつけておきたいところでした。

4ヶ月しかないと分かった上でどう動くべきか

「基礎固めに使えるのは実質4ヶ月しかない」と分かると、焦る気持ちも出てくるかもしれません。ただ、大切なのは焦って基礎を飛ばすことではなく、「基礎固めには終わりの期限がある」という前提で、優先順位をつけて取り組むことだと思います。すべての単元を100%完璧にしてから次に進むのではなく、8月以降の共通テスト対策・赤本演習で通用するレベルまで、科目ごとに基礎を仕上げていくイメージです。

特に、暗記量が多く後回しにしづらい英単語・古文単語・日本史の基礎知識は、4月〜7月のうちにまとまった時間を確保して優先的に進めておくと、8月以降の過去問演習がぐっとやりやすくなります。逆に、英語の読解力のように演習を重ねながら伸ばしていける部分は、多少基礎固めと演習期間が重なっても大きな問題にはなりにくいと感じていました。

POINT

優先順位に迷ったときの目安はシンプルで、「暗記量が多く、まとまった時間がないと着手しづらいもの」から先に片付けるということです。英単語・古文単語・日本史の基礎知識はその代表格で、逆に英語の読解力や現代文の解き方は、演習と並行しながらでも伸ばしていきやすい分野だと感じていました。

おわりに

浪人生活は「1年間」という数字だけを見ると長く感じますが、基礎固めというフェーズに絞って考えると、実際に使える時間はかなり限られています。「まだ時間があるから」と基礎固めを先延ばしにしていると、気づいたときには共通テスト対策や赤本演習の時期に入ってしまっていた、ということになりかねません。早い段階でスケジュールを月単位に分解し、基礎固めに使える期間がどれだけあるのかを具体的に把握しておくことをおすすめします。

チェックリスト
  • ✓「浪人は1年ある」という数字に安心せず、基礎固めに使える期間を月単位で書き出してみる
  • ✓共通テスト対策・赤本演習が始まる時期から逆算して、基礎固めの期限を決める
  • ✓暗記量が多い分野(英単語・古文単語・日本史の基礎知識など)を優先的に進める
  • ✓すべてを完璧にしてから次に進もうとせず、期限内で仕上げる意識を持つ

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Xも始めたので、よければフォローお願いします。@bacchusblog