精神科に通いながらも早稲田大学に合格出来た経験から学んだこと【大学受験の心得】【浪人生の過ごし方】
こんにちは、バッカスです。
今回は『精神科に通いながらも早稲田大学に合格出来た経験から学んだこと』というテーマでお話しようと思います。
今回の目次です
- はじめに
- 精神科に通ってわかったことその①「勉強の見えない疲労は蓄積している」
- 精神科に通ってわかったことその②「8時間勉強でも学力は落ちる」
- 精神科に通ってわかったことその③「受験生は前半の時間を大切にするべき」
- おわりに
1.はじめに
僕は浪人生の11月頃、突然朝起きられなくなりました。
本当なら、7時に起き、8時の電車に乗って勉強をスタートするのですが、この頃は11時くらいにならないと起きられなくなりました。
起きられないとはどういうことかというと、目が開いても体に力が入らないのです。そして、7時間睡眠を取っているはずなのに、ひたすらに眠気が襲ってきます。
「気合が足らなねえな!」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に起きられなくなるのです。
今までは多少睡眠時間が短くても頑張って起きて勉強出来ていたのですが、ある日突然それが不可能になりました。
その後に精神科に通い、精神安定剤を服用してもらいましたが、症状は余り回復せず、そこから受験本番までは、9時~11時(ひどいときには13時)起床という状態でした。
そのせいで毎日の勉強時間は平均4時間程度減ってしまったと思います。
しかし最終的には、なんとか第一志望の早稲田大学に合格出来ました。
↓プロフィールに詳しいことが載っています。よければご覧ください。
今回は、精神科に通いながらも第一志望に合格出来た経験から学んだことをお話します。
2.精神科に通ってわかったことその①「勉強の見えない疲労は蓄積している」
一つ目は、「勉強の疲労は、肉体的にも精神的にも蓄積されている」ということです。
僕は、本格的に勉強を始めた高校3年生の10月頃(←遅いですね(笑))から浪人生の11月頃まで、毎日朝8時~夜24時過ぎまで勉強する生活を送ってきました。
受験生の中では普通かもしれませんが、自分なりに頑張っていました。
元々運動部だったので体力的には自信があり、勉強がキツイ以外には特に何も問題無く過ごしていました。
しかし、この期間にも実は疲労が溜まっていたのだと思います。
模試の結果も9割近く点数が出ていて、MARCHはほぼA判定、早稲田は良ければC判定だったので、モチベーションは保てていました。
そんな僕を打ちのめす出来事がありました。
それが「赤本」(早稲田大学の過去問)です。
今まではセンター試験(現共通テスト)の問題や結果で自分の実力を確認していた僕は、赤本を解き始めた頃から、それまで創り上げた「虚構の自信」とも言うべきモノが崩れ落ちます。
良くて6割(得意科目であったはずの英語でも)、悪くて3割程度しか問題が解けませんでした。
実質勉強時間12時間/日を1年間続けてきたのにも関わらず、直前期に3割しか取れないのは流石に落ち込みます。
(後になって考えると、模試で9割近く取れてても赤本では全然取れないというのは良くあることかもしれませんが)
恐らくこれがきっかけとなり、蓄積された精神的疲労と受験本番への不安がのしかかり、体調がおかしくなりました。
ここから学んだことは、「順調に勉強が進んでおり、何も問題無いように見えていても、それは気が張っているだけで、精神的な疲労は着実に溜まっている」ということです。
勉強が最優先事項であることは言うまでもありませんが、月2程度で運動、日帰り旅行などの、気分が明るくなるリフレッシュ方法を見つけておくことをオススメします!
(僕のリフレッシュ方法が睡眠と動画視聴だったことも良くなかったのかもしれません💦)
3.精神科に通ってわかったことその②「8時間勉強でも学力は落ちる」
僕は精神科に通い始めてから、今まで通りの勉強が出来なくなりました。
先ほども述べた通り、1日平均で4時間くらい勉強時間が減ったと思います。
それでも実質勉強時間で8時間/日くらいは勉強時間していました。
しかし学力は落ち始めました。
というよりも、問題が解けなくなりました。
模擬試験に関しては、それまでに何十回も受けており、当時の僕にとっては内容もそこまで難しくないので大丈夫だったのですが、私立大学の赤本が出来なくなりました。
具体的には以下の通りです。
- 早稲田の赤本が体力的に最後まで解ききれない
- 英語長文の内容が頭に入ってこない
- 知ってるはずの問題でも答えられない
「この問題今までだったら答えられたな…」
という場面が何度もありました。
僕は英語が得意科目で、毎日音読を続けていたおかげもあり、英語長文に関しては1回読めばほとんど内容が頭に入っていました。
でも朝起きれなくなってからは、設問にぶつかる度に長文を読み返さないと長文の内容が思い出せなくなりました。
また、早稲田政経の問題(英語90分、国語90分、日本史60分)など、文系の中では比較的試験時間が長い学部の問題が最後まで解けなくなりました。
半分くらい解いたらいったん休憩をしないと、頭が爆発しそうになっていました(笑)
やはり受験勉強は、長時間集中して勉強出来てナンボです。
それが続けられない状態や環境では、多少勉強していても学力は低下します。
ここから学んだことが次の項目です。
4.精神科に通ってわかったことその③「受験生は前半の時間を大切にするべき」
この経験から、受験生前半の時間は本当に大切だと実感しました。
僕の場合、本番直前期は赤本の経験を積んだだけで、学力は確実に低下していました。
それでも大学に合格出来たのは、やはり前半の積み重ねが大きかったと思います。
受験生前半(特に浪人生)というのは、モチベーションも高く、体力も十分あり、まだそこまでプレッシャーもありません。
純粋に勉強に集中出来る期間です。
それが、冬に差し掛かるにつれて、
- 成績が思うように上がらない
- 本番までにやりたい勉強が間に合わない
- 落ちることへの不安が出てくる
といった、精神的に追いつめられていく要素が増えていき、勉強に集中しにくくなっていきます。
4月~8月と9月~1月は同じ5ヶ月間ですが、後半の勉強出来る時間は、前半の2/3程度(僕の体感)でした。
勉強効率の低下、プレッシャーによる休憩時間の増加、出願先の決定などでどんどんと無駄な時間が消費されていき、気が付くと一日が終わっていました…(笑)
なので、前半の内に出来るだけ「勉強貯金」を作っておくべきです。
特に浪人生は、まだ1年もあるので無限に成績が伸びそうな錯覚に襲われます(笑)
僕もそうでした。
実際に前半は成績はぐんぐん伸び、問題内容もスルスル頭に入ってきました。
しかし後半は全く上手くいかず、自分の限界を思い知らされます。
勿論誰にでも当てはまることではないと思いますが、僕みたいなパターンの人もそこそこ居るのではないかと思います。
後半が難しい闘いになることを想定して、僕は比較的余裕のある前半の内に気を引き締めて勉強しておくべきだと考えます。
5.おわりに
今回の内容をまとめると、以下のようになります。
- 気分が明るくなるリフレッシュ方法を見つけておく
- 多少勉強していても学力が下がることは覚悟する
- 浪人生は前半に「勉強貯金」を出来るだけ貯めておく
大学受験は、想定外のことが起こることもあります。
僕の場合は、キツイ状況でも自分の出来る範囲で勉強を続けられたことが結果に繋がったのかなと思います。
今回は少し重めの内容になってしまいましたが、僕の経験が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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